「愛ってなぁに?」
と最近考える坂本みろくです^^
今回は久し振りに映画を見たので感想を書いていきます!
『画皮 あやかしの恋』
こちらの映画はシンガポール・中国・香港の合作映画です。
日本の作家達も魅了した中国清代の怪談小説集『聊斎志異』の「画皮」をファンタジー風にアレンジした話となっております。
あらすじは砂漠の中にある盗賊のアジトから始まり、盗賊の頭が一人の美女・小唯(ジョウ・シュン)を抱こうとすると盗賊の頭が心臓を抉り取られて息絶える。
美しい小唯の正体は画皮という妖怪で、人間の心臓を食べないと美しさを保てないわけです。
「画皮」という妖怪についてちょっとググってみたところ、人間の皮に変身したい姿を描き、変身した姿で人間を騙すとのこと…結構エゲツナイ((( ;゚Д゚)))
一方で盗賊アジトに乗り込んだ将軍の王生(チェン・クン)は小唯を発見し、自らの家族として向かい入れて一緒に暮らすようになる。
だが、王生には最愛の妻である佩蓉(ヴィッキー・チャオ)がいると知りつつも、小唯は彼に恋してしまい、やがて想いは過激に増してしまう。
そんな小唯に対して佩蓉は妹のように最初は接しますが、小唯の正体はバケモノではないかと徐々に気づいては疑うようことに。
そこで佩蓉は元将軍でかつて佩蓉を愛していた龐勇(ドニー・イェン)と女降魔士の夏冰(スン・リー)に小唯の正体が妖怪ではないかを前提に相談。
その頃、江都では夜な夜な心臓が抉り取られた遺体が発見されては、小唯の前にトカゲ男の小易(チー・ユーウー)が小唯に想いを寄せて人間の心臓を差し出すのであった…。
こういった話ですが、見ているうちに小唯の王生に対する恋心で大暴走し、途中で人が沢山死ぬからバッドエンドになるのではないかとハラハラドキドキしました^^;
ですが、人間の皆さんからすればハッピーエンドな結末に終わり、なかなかよかったかな。
特に勇将な龐勇と男勝りな夏冰がいい感じの仕事コンビだったけど、映画の最後で龐勇が夏冰に対して「今日のお前は何故か女に見える」と言ったシーンでは最終的にこの2人は恋人として結ばれたのかと察してしまうところである…うーん、後日談が気になる。
総評してみれば、アクションも盛り沢山で、様々な愛の形が見れたのでバランス的にいい映画だったかも^^
『王の男』
こちらは韓国映画です。
韓国映画というジャンル自体、私は今まで全く見たことがなかったので、なんか新鮮な感じがします。
ちょっと前に私の母がテレビで韓国映画ではなく、韓国ドラマを見ていたのですが、韓国ドラマって最初の1話を見始めて見ていくうちに続きが気なって話数を進めていくと、段々と似たような展開で話を伸ばすから飽きてちょっとイライラすることが多いのですよね…^^;
特に歴史物といった時代劇の場合だと、歴史書に約1行しか書かれていないことに対して、ドラマの話数が100話超えだったりするから、話の盛り過ぎ&展開に飽きてのイライラ本当に嫌だから、今まで韓国モノを当分見ていなかった気がする。
でも、映画となれば話数が長ったるい韓国ドラマと違い、「数時間で見切れるからいいや!」と思って人に勧められた韓国映画を数本見ました。
『王の男』はそのうちの1つとして紹介します。
あらすじは16世紀初期の李氏朝鮮時代、旅芸人のチャンセン(カム・ウソン)とその弟子で中性的な美貌を持つ女形のコンギル(イ・ジュンギ)が漢城の都(現在のソウル)へ芸の高みを目指して訪れる。
そこで彼らは時の王様である燕山君(チョン・ジニョン)とその妾であるチャン・ノクス(カン・ソンヨン)を風刺する演目を民衆の前で披露し、「王を冒涜している」といった罪で運悪く捕らわれて拷問に掛けられてしまう。
だが、「王を劇で笑わせたら許す」という条件付きで燕山君の御前に立つことになり、民衆の前で披露した演目でコンギルがちょっと機転を利かせて燕山君を笑わせることに成功。
晴れてチャンセンとコンギル達は朝廷御用達の芸人として仕えることになるが、芸をするたびに燕山君による粛清で人が亡くなり、コンギルは燕山君の寵愛を受けることになるのだが…。
そこで出てくる燕山君についてですが、ちょっと調べてみたところ「朝鮮史上最悪の暴君」と呼ばれ、李氏朝鮮王朝の歴代王様の1人としてカウントされていないそうです。何をしたかと言うと、朝鮮の最高学府である成均館を妓生がいる国営の娼館にしたり(例えば東大や学習院を遊郭にすると思えば分かりやすいかも)、自分の母親が陰謀によって毒殺されたことを知ると次々に政敵を虐殺していったり…三国志で例えると董卓みたいなイメージが強いかな…((((;´゚Д゚)))
劇中では燕山君がキチガイのように思えた場面もかなりあったけど、実は「母親が幼い頃に亡くなったのは何故だろう…」という心の闇を抱えつつも、男のコンギルに対して母性本能のようなもの(!?)をくすぐられる純粋な王様だと個人的に感じました。
他には燕山君がコンギルに対してキスするシーンもあるのでBL的な同性愛の映画ではないかと一瞬思ったけど、最終的にはチャンセンとコンギルの師弟関係にどんな苦難が待ち受けようとも芸人魂を貫いたという結末に終わります。
余談だが、「京劇…えっ、韓国起源説なの!?」なシーンもあってちょっとビックリしたけど、韓流時代劇映画をファンタジーとして割り切って見る分にはなかなか面白かったし、演出も他の映画にない変わっている部分もあったから見応えはあったな^^
今回はこんな感じで映画の感想を書いてみました!
ちょっと辛口な部分もあるかも知れませんが、私が実際に映画を見て思ったことや感じたことをそのまま文章にして書いただけです。
これからも映画を見たら感想を書いていきたいと思いまーす^^
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